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資料種別 | ジャーナル |
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著者所属・氏名 | 国立環境研究所(NIES) 湊大輔 渡邊禎之 原澤修一 山田一夫 |
研究分野 | 除染・廃棄物に係る研究 |
登録日 | 2018.11.13 |
キーワード |
セメント系材料とCsの相互作用を評価するために、セメント系材料の主成分であるカルシウムシリケート水和物(C-S-H)やC-S-HにAlが固溶したC-S-H(C-A-S-H)を合成し、Alの固溶がCsの収着特性に与える影響を評価した。特に微細構造の変化に着目し、29Si、27Alおよび133Csを対象に核磁気共鳴(NMR)測定を行った。Cs 収着前後の27Al MAS NMR のスペクトル変化からはAlがC-A-S-H中のSiO4 にブリッジングしたことが示された。ブリッジングしたAlはCsを帯同すると考えられ、これがC-A-S-Hに対するCs収着メカニズムの一つであると示唆された。