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資料種別 | ジャーナル |
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著者所属・氏名 | 国立環境研究所(NIES) 山田一夫 川端雄一郎 小川彰一 丸山一平 |
研究分野 | 除染・廃棄物に係る研究 |
登録日 | 2018.11.13 |
キーワード |
原子力施設の新設と高経年化対策に最新のアルカリ骨材反応(ASR)の知見を適用することを議論する。まず、原子力施設でのASR 膨張の考え方を提案する。そのうえで、各種の膨張試験の特徴と限界を比較・議論する。さらに、長期間にわたるASR 膨張の定量化を念頭に、これが可能となるコンクリートプリズム試験(CPT)の最適な条件を提示する。CPT はアルカリ量と温度で膨張促進するが、アルカリ溶液で湿らせた紙で巻くことで、アルカリ溶脱と水分供給を制御できる。CPT の膨張挙動を終局膨張量、膨張速度、膨張開始時間の三つのパラメータで記載し、各々のアルカリ量・温度依存性を求めることで、任意のアルカリ量と温度環境での膨張を予測する手法を提案する。