環境創造センターおよび附属施設での研究情報をここから検索・閲覧することができます。
資料種別 | 解説誌・一般情報誌 |
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著者所属・氏名 | 国立環境研究所(NIES) 大原利眞、大迫正浩、山田正人、林誠二、玉置雅紀 |
研究分野 | 環境動態に係る研究 |
登録日 | 2017.03.25 |
キーワード |
2011年3月11日に発生した東日本大震災から4年半が過ぎました。福島県をはじめとする被災地では徐々に環境回復・復興が進みつつありますが、いまだに、地震、津波、そして放射性物質による環境汚染によって引き起こされた大きな問題・課題を抱えています。 国立環境研究所では、長年にわたり培ってきた環境研究の蓄積をもとに、発災直後から、がれきなどの災害廃棄物や放射性物質に汚染された廃棄物などの処理・処分、放射性物質の環境動態や生物・生態系への影響、地震や津波による環境変化と影響、被災地の復興まちづくりと地域環境創生などの災害環境研究に取り組んできました。そして2016年度からは、福島県三春町に設置される環境創造センターに国立環境研究所の支部を開設し、被災地に根ざした調査研究を力強く継続的に進めます。さらには、東日本大震災の経験と教訓を踏まえて、将来の災害に備えた環境創りを追求する研究に取り組む予定です。 本号では、東日本大震災後に進めてきた災害環境研究の中でも、特に力を注いできた放射性物質による環境汚染からの回復について、これまでと今後の研究を紹介します。